インフルエンザワクチン接種(2026)

2026/9/10

すでにインフルエンザの流行が始まっています。このように早く流行が始まった時には流行のピークは大きくありません。しかし、現時点で、これまでになく症状が重い方が目立つ印象です。入院になる方が増えそうな予感がしていますので、軽症化という観点からもワクチン接種はとても大事だと思います。

今期は不活化ワクチンの皮下接種のみとさせていただきます。

咋シーズンは経鼻弱毒生ワクチン(フルミスト点鼻液)接種も行いました。ワクチンが個包装でないために、当院のような零細な規模では、申し込まれても準備できるまで時間がかかることが多く、申し訳なく思いました。
経鼻生ワクチン接種後、発熱と鼻汁で受診され、抗原検査陽性の場合、ワクチンによる副反応か実際の流行株の感染か、それとも別の感染症なのかが2週間以内は鑑別が困難という状況も起こりえます。より感度の高い核酸検査(PCR検査)の場合は、その期間が4週間くらいになります。また、経鼻生ワクチン接種後2週間程度は、抗インフルエンザ薬の使用を避けることが推奨されています。
当院で今期核酸検査ができた例は、インフルエンザA(H1N1)pdm09でした。これは2009年に世界的大流行を引き起こし、 発生当時は「新型インフルエンザ」と呼ばれ社会的に大きな混乱を招きましたが、現在は「季節性インフルエンザ」の一つとして扱われています。少しずつ変異を繰り返し流行していますので、病原性が高い株が流行することも考えられます。今年すでに呼吸器の症状が重い方が出ているので注意すべきと警鐘を鳴らしている小児科医もいます。病気の流行とワクチン接種が並行していると、経鼻生ワクチンを接種され、すぐに流行に巻き込まれると、誤った判断を下されて適切な時期に抗インフルエンザ薬の使用機会を逃してしまうことがあり得ると思われます。
今後たくさんの方が経鼻生ワクチンを選択される、皮下注射よりも経鼻生ワクチンの方が有効性が高いということなら状況は変わる可能性はありますが、当院ではデメリットは無視できないと考え今回は用いないことにいたしました。
意外なことに、経鼻生ワクチンの接種を受けられた方の中には、注射の方が良かったという感想が聞かれました。当院の皮下接種に使用している注射器は、開院当初から変わらず、インシュリン自己注射用の細い針のもので、穿刺時の痛みは最小限です。さらに原則として針を抜いた後はアルコールを含んだ酒精綿ではなく乾綿を用いており、これも痛み対策です。ワクチン液の注入時に誘発される痛みは、たとえ皮膚の麻酔をしても防ぐことはできず、大人はある程度の痛みがありますが、子供達はあまりありませんので、その感想が聞かれるのも不思議はないと思います。

開始: 9月16日前後に入荷する予定ですので、準備でき次第、ホームページと院内掲示でお知らせいたします。

料金: 不活化ワクチンの皮下接種:1回につき  3,500 円
✳︎昨シーズン当院で2回接種された6ヶ月~12歳の方は、3,000 円
✳︎ひとり親家庭等で福祉医療証をお持ちの場合、児童・養育者ともに、1回1,000円

接種回数と間隔:6ヶ月~12歳  2~4週間隔で2回接種
13歳以上  1回 (または1~4週の間隔で2回)
原則として平日は、9時~11時、15時~18時。土曜日午後については、状況をみて開始の予定です。随時お知らせいたします。9月20日~9月23日の日曜祝日にも接種する予定です。
予約は、 当院を初めて受診される方は、時間予約を利用していただけますので、ホームページから予約できます。電話でも大丈夫です。
当院の診察券をお持ちの方は、なるべくアイチケットを利用してください。平日は、前日午前7時から「インフル」で予約ができます。診察の順番予約でも可能です。準備の都合上接種を受ける全員のお名前を記入してください。

母子手帳を持参してください。受付後予診票を記入していただきます。ダウンロード可能です。
遅くなられますとキャンセルさせていただくことがあります。
平日は、診療・処方もご希望であれば、これとは別に診療の順番予約を取ってください。
卵アレルギーであった方でも、ある程度の量の卵を食べても問題のない方、前に不活化ワクチンを打って問題がなかった方はここで予約が取れます。完全除去中の方は、診察を受けていただき判断させていただきます。午前は11時まで、午後は17時までの受付であれば、その場ですぐに接種することがあります。
14-15時の「乳幼児健診とインフルエンザワクチン以外のワクチンの接種の方等の時間」においては、他のワクチンと同時にインフルエンザワクチンも接種をご希望の方は、予約の際にその旨記入をお願いします。インフルエンザワクチンのみはお受けしません。
体調のよい時に接種をお考えください。接種に適当ではないと判断されてお断りすることがあります。

◉土曜日の接種:体調に問題がない(体温正常、咳・鼻水・嘔吐・下痢等なし)場合に限ります。卵を食べても症状が出ない、過去にインフルエンザワクチン接種を受けて問題がなかった。卵をまだ与えていない、やっと接種年齢になったので初めて接種、等の場合は平日に受診をお願いします。
予約枠については、予約状況を見て、当日9時以降順次、必要に応じて枠を増やし、ご要望に答えるようにいたします。

◉ワクチン接種後の注意:接種後の副反応の出現は注意が必要です。体調の変化、接種部位の異常は速やかに診察を受けてください。接種後30分間はできれば院内で過ごしていただきたいのですが、少なくとも何かあれば来院可能な状態で過ごしてください。当日は接種部位の清潔を保ち、激しい運動は避けてください。入浴は問題ありません。

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